代表者からのメッセージ

代表者

「PREC」とは

プレック研究所は1972年に創業した環境シンクタンク・コンサルタントです。「PREC」とは当社の主要業務のキーワードである、Planning(計画)、Research(調査)、Environment(環境)、Consultant(コンサルタント)の頭文字をつづったものであり、同時にPreceding(先んじる)という意味も込められています。また、シンボルマークである「鶏」は、夜明けを告げる象徴として、先駆者たらんとする私たちの決意を表現しています。当社が「研究所」という名称を用いるのは、政策提案を行う研究機関「シンクタンク」としての役割も重視しているからです。例えば、当社が継続発行している「PREC Study Report」は2021年度日本造園学会賞(事業・マネジメント部門)を受賞しました。「スタディレポー ト」は論文、技術紹介などを掲載した研究誌として国会図書館にも納本されている公益性のある機関誌です。このように「コンサルタント」のみならず「シンクタンク」としての機能を兼ね備えているのがプレック研究所です。

環境コンサルタントの先駆者として

私たちは、創業以来半世紀にわたり環境アセスメント、ランドスケープなどの分野で先駆的役割を担ってきました。例えば、法制化以前の環境アセスメントにおける技術手法の確立、 動物園における生態展示の導入、あるいは世界遺産の登録支援業務などは手探りの中から開拓してきた業務です。また、「エコロジカル・アプローチ」すなわち生態学的概念による自然の認識、評価という手法は、今日のグリーンインフラにも通じるものであり、私たちは創業時より提唱してきました。 このように新たな思考を取り入れ、技術を開発し、業務領域を開拓してきたことがプレック研究所の特色です。これからも環境コンサルタントの先駆者として進化を続けていきます。

スペシャリスト集団

私たちの会社はオーケストラに例えることができます。職員のそれぞれは、各分野のスペシャリスト、つまり「ソリスト」であり、あるときはカルテットとして室内楽を、またある時は大編成での交響曲も奏でられる。個性を活かしながらも調和のとれた「集団による創造」ができる組織体を目指しています。また、スペシャリストとしての技能を高めるための育成制度はもとより学会活動や研究活動、社内外の研修会への参加も支援、推奨しています。意 欲と好奇心があれば、個々のスキルを大いに高めることができるでしょう。「個性と技術を有したスペシャリスト集団」、それが私たちが目指す組織です。

豊かな地球を未来へ

バックミンスター・フラーの「宇宙船地球号」を引用すれば、私たちの地球は広大な宇宙空間を漂う宇宙船であり、7 8億人もの人類と多種多様な生物がクルーとして乗船しています。そしてこの宇宙船には気候変動、生態系の破壊など重大な間題が突きつけられています。 もはや他人事ではなく、人類共通の間題として解決していかなければならないのです。こうした状況の中で私たちの役割は大変重要になってきました。私たちは一つ一つの業務を通じ、「人と自然との調和のとれた持続的な環境を創造し、生命が豊かに宿る地球を未来に伝えていきたい」そう願っています。みなさんも私たちと共にこの永遠のテーマに取り組んでみませんか。


代表取締役社長
杉尾 大地