ブナ自然林の防災減災機能に着目した生態系機能回復方策検討─白髪岳自然環境保全地域におけるニホンジカ食害対策─

  • 発注者

    環境省

  • 年度

    2021年

  • 業務概要

    熊本県球磨地域に位置する白髪岳自然環境保全地域のブナ自然林では、ニホンジカの食害により植生の衰退が顕著であり、森林生態系機能の低下を防ぐために保全対策を検討する必要がありました。各種資料及び現地調査から、植生の衰退は方位が南から北西方向の斜面等の立地で多く発生していることが確認されました。そこで本業務では、調査結果に基づき保全上重要な場所及び緊急性が高い場所を選定し、保全対策としてブナの播種試験や食害対策等について検討しました。また、土壌浸透能に着目し洪水調整機能の評価を行った結果、白髪岳等には土壌浸透能の高い土壌が分布することが明らかとなりました。

    ブナ自然林の防災減災機能に着目した生態系機能回復方策検討
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